【実体験】SIerでの新規事業は失敗しやすい?立ち上げる方法とは?

本メディアを運営する株式会社アクリオと申します。
弊社はフリーランスで組織を作り、新規事業支援・WEBコンサルを提供している会社です。

本記事では、弊社が創業1年で約60社のお取引をさせて頂いた実績より、そのノウハウをまとめております。

今回はSIer向けに新規事業支援をいくつか行った経験から、よくある失敗談などを記載しております。
ぜひご一読頂ければ幸いです。

目次

なぜ失敗する?SIerの新規事業立ち上げ

弊社にて大手SIerに対して、新規事業のアイディア出し/市場調査/経営陣への発表までを支援させて頂きました。
その際に、以下のような難しさを肌で感じました。

①新卒の比率が高い

まず弊社のようなコンサルティング企業へ依頼されるという事もあり、社内に新規事業を作れる人材がいないという課題がありました。
それ自体はよくある課題かもしれませんが、この会社では新卒の比率が高く、他社での仕事を知らない方が多かったのです。

この会社では、要件通りの開発を行うと評価をされるという文化が根付いているため、「要件を自分たちで考える」「考えるより行動してみる」という、新規事業には必須の仕事の進め方に違和感を感じる人達が多い状況でした。

弊社では、そもそも新規事業の仕事への取り組み方などから、啓蒙活動を行うことで何とか新規事業が形となりましたが、「確かに一般的なコンサルティング会社では、ここまで深く入り込んで支援すると、コスパが悪いと感じてしまうのだろうな」という経験を得ました。

②既存の仕事は残しつつ、形式だけで新規事業に取り組んでいる

これはこのSIer企業だけではないですが、多くの会社では優秀な社員に新規事業を担当させようとします。
しかし、優秀な社員ほど抱えている仕事も多く、新規事業に割く時間は残っていません。

その状況下で新規事業の仕事を渡すと、プレゼン資料は綺麗だけど、本人の気持ちがこもらず、ユーザー調査も曖昧で、形式だけで終わってしまうのです。

新規事業を本気で立ち上げる場合には、外部人材(コンサルティング会社/フリーランスなど)を徹底的に活用するか、社内で新規事業だけにコミットする人材を配置すべきです。

③社員のセーフティネットが存在していない

SIer企業では新規事業における評価制度が存在していないケースもあります。
この状態で社員に任せても、「なぜ新規事業を頑張る必要があるのか?」と疑問に思い、モチベーションも下がり続けるだけです。

一方、弊社で抱えている1,000名のフリーランスへヒアリングしたところ、新規事業をよく立ち上げる会社では、
・新規事業が成功して年収UPすることは無いが、失敗しても年収は下がらない。
・そもそも新規事業を作りたい人を社内外から採用している。(上司から見て、優秀な社員に任せるのではなく、あくまでも個々人の自発的な意思に沿っている)
という傾向がありました。

そもそも前提として、新規事業のアイディアが最初のまま進むことは無く、細かい微調整をしながらビジネスとして成立させる必要があります。
それには、想像以上のモチベーションと行動量が必要なので、そのような会社は、年収が下がらないセーフティネットを用意し、自発的に行動できる人材をアサインするのです。

SIerで新規事業を成功させるには?

以下の事例集では、弊社が行ったSIer向けの支援事例・ノウハウなどをダウンロード可能です。
ぜひご興味のある方はダウンロードをお願いいたします。

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