フリーランスのOracle DBAについて以下のようなお悩みはありませんか。
- 今後の需要(将来性)がある職種なのか知りたい
- 案件単価や年収換算でどの程度の収入になるのか気になる
- 案件が獲得できるか不安
フリーランスでOracle DBAとして活躍したいが、不安な点が多くある方は多いでしょう。
本記事を読むことで、フリーランスのOracle DBAになる上で知るべき情報を把握できます。
現在会社員の方も、フリーランスで既に活躍している方も、不安を解消できる情報が記載されているため、ぜひ参考にしてください。
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DBAという仕事の今後(将来性)は?
Oracleとは?DBAとは?
Oracleはソフトウェア会社の一つですが、「Oracle社が開発したOracle Database」のことを指す場合も多いです。
様々な企業がデータベースの開発をしていますが、Oracleはその中でも世界的に高いシェア率を誇ります。
そして、DBAとは「データベース管理者(DataBase Administrator)」を指し、データベースマネジメントシステムを活用し、データベースの設計・開発やデータの保存・整理を行う職業です。
DBAの今後(将来性)は?
企業が保有するデジタルデータ量は常に増加し続けており、それに比例してデータを格納するためのデータベースは今後も重要性が高まっていくでしょう。
一方で、少子高齢化の波を受け、エンジニア業界では慢性的に人手不足が叫ばれています。
そのため、今後もDBAのニーズは高まることが想定されます。
特にOracle DBAの今後(将来性)は?
近年、一部の企業で「脱Oracle」という流れがあり、Oracle DBAのニーズがなくなるのではないかと考える方もいるでしょう。
「脱Oracle」の流れは、高額な価格設定、廉価版プロダクトのサービス停止など、トップシェアだからこそできる殿様商売のようなサービスの提供方法が原因となっているようです。
とはいえ、現在でも業界シェアトップの位置におり、これからのデータベースの需要の拡大に合わせて変化を続けるOracleのDBAは依然高い需要を持つでしょう。
フリーランスDBAの業務内容
Oracle DBAは具体的にどのような仕事を行うのでしょうか。
ここでは、具体的な業務内容とともに、実際の案件例を紹介します。
エンジニア(設計開発・導入・運用)業務
1つ目はエンジニア業務です。
Oracle DBAはエンジニアとして、設計・構築・運用・保守の業務を行います。
案件によって、要件定義や開発から携わるプロジェクトもあれば、データベースの運用・保守の対応を行うプロジェクトもあり、その業務内容は案件によって様々です。
プロジェクト内容によって必要とされるスキルや案件単価、チームの規模感などが異なるため、自分のスキルや希望条件にあった案件を探す必要があります。
これらの業務を行う方々は、主にインフラエンジニア/データベースエンジニアという職種です。
では、ここから具体的な案件例をいくつか紹介します。
【案件例①】医療福祉系システム開発
案件内容 |
・医療福祉、教育業界におけるSalesforceのシステム開発 |
必要スキル | ・Salesforceを用いた標準設定変更の経験 ・Experience Cloudを用いた構築経験 ・Apexを用いた開発経験 ・Lightningコンポーネント開発経験 |
報酬(稼働100%を想定) | 65万円/月 |
勤務地 | 東京都(一部リモート) |
稼働率 |
週5日 |
【案件例②】マーケティングクラウド構築
案件内容 | ・SQLを用いたSalesforceMarketingCloudの構築 |
必要スキル | ・SQLでの開発経験 |
歓迎スキル | ・Javaでの開発経験 ・PHPでの開発経験 ・Salesforceでの開発経験 |
報酬(稼働100%を想定) | 75万円/月 |
勤務地 | 京都(フルリモート) |
稼働率 |
週2日から |
【案件例③】某携帯キャリア向けCRMシステム運用設計
案件内容 | ・携帯キャリア向けのCRMシステム 運用設計、運用ツール作成業務 ・担当工程は詳細設計、実装 |
必要スキル | ・Salesforceを用いた開発経験 ・Apex、API系のデータ連携の実務経験 ・設計書作成経験 |
歓迎スキル | ・Salescloud、CommunityCloudの経験 |
報酬(稼働100%を想定) | 65万円/月 |
勤務地 | 東京都(一部リモート) |
稼働率 |
週5日 |
プロジェクトマネジメント(PM)業務
2つ目はプロジェクトマネジメント(PM)業務です。
Oracle DBAはPMとして、プロジェクトの進捗管理やオフショア拠点の管理、品質管理など、プロジェクトを円滑に進めるためのマネジメント業務を行います。
PMになるためにはエンジニアとしての現場の経験だけでなく、マネジメント能力が求められます。
また、ここではエンジニア業務とPM業務を分けて考えましたが、多くのプロジェクトでは、PMを担当する場合はエンジニア業務も合わせて行うことが多いです。
では、ここから具体的な案件例をいくつか紹介します。
【案件例①】会計システム刷新の支援
案件内容 | ・計画立案(プログラム解析) ・システムの調査/解析 |
必要スキル | ・開発案件におけるDB、DBA経験 ・Oracle知見 ・アーキテクト提案経験 ・プランニング経験 ・要件定義経験 |
歓迎スキル | ・会計の知見 |
報酬(稼働100%を想定) | 85万円/月 |
勤務地 | 東京 |
稼働率 |
不明 |
【案件例②】インフラ更改DB設計構築支援
案件内容 | ・アクワイアリング業務のサービスを提供する部署での作業 ・データベースエンジニア(Oracle設計・構築・運用・保守)としてDBA業務 ・また、アプリチームと協力してデータベース周辺の作業を支援 ・大量データの、パフォーマンス問題等を解決 |
必要スキル | ・OracleSilver以上の資格保有 ・タスク/スケジュール管理の経験 ・DBサーバ構築経験、運用保守の経験 ・DB論理設計、物理設計経験 ・Linux(shell改修等)での作業経験 ・DBAの経験 ・基幹システムの一通りの工程(要件定義・設計・製造・テスト)の開発経験および保守経験 ・パフォーマンス問題の解決経験 |
歓迎スキル | ・運用保守の作業/改善/自動化経験 ・突発的な対応に、遅延リカバリ案を検討した経験 |
報酬(稼働100%を想定) | 75万円/月 |
勤務地 |
東京都 |
稼働率 |
週5日 |
【案件例③】飲食サイト向け基盤保守/運用
案件内容 | ・サービスイン済の各サイト基盤の保守運用 |
必要スキル | ・基盤技術を扱えること(Linux/Apache/Tomcat/Oracle/bash) ・DBA業務経験 ・SQLレビュー、DDL適用、高負荷試験データ準備の経験 ・段取りやスケジュール作成の経験 ・アラートメールを積極的に拾い調査の推進を行ったことのある経験 |
歓迎スキル | ・AWS関連技術知見 ・git/ansible/コンテナ系技術が扱えること |
報酬(稼働100%想定) | 67万円/月 |
勤務地 | 東京都 |
稼働率 |
不明 |
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Oracle DBAの年収と単価相場
「会社員の年収」
会社員のDBAは400万円~600万円が年収の相場です。
とはいえ、他のエンジニアと同様にスキルによってその幅は大きく変動します。
経験が浅い方は年収400万円以下、スキルや実績が豊富な50代の会社員は平均年収700万円程度です。
「フリーランスの案件単価」
フリーランスのDBAも、スキルや経験によって単価は変動します。
フリーランス用の求人サイトを参考にすると、20万円~170万円の幅の案件があり、平均単価は62.2万円です。
スキルのレベルをある程度可視化できる資格や実績があると、案件単価を向上させることができます。
高単価のフリーランスOracle DBAに求められるスキル・経験
ここからは、フリーランスのOracle DBAに求められるスキル・経験を紹介します。
必要なスキルまとめると以下のとおりです。
- セキュリティ関連の知識
- データベース開発スキル
- ビジネスよりのスキルやPMの経験
セキュリティ関連の知識
1つ目はセキュリティの知識です。
Oracle DBAはシステムのセキュリティ対策を実装することで、データベースへの不正を防ぐことも仕事です。
取り扱うデータには個人情報や機密情報など、流出した場合に深刻な打撃を受ける重要なものも含まれます。
そのため、サーバー攻撃や不正アクセスによる情報流出には最新の注意を払う必要があり、そのための知識が求められます。
データベース開発スキル
2つ目はデータベース開発スキルです。
多くのDBAプロジェクトではデータベースの開発経験が必要とされます。
もし、開発は行わず、運用・保守のみを行うプロジェクトの場合でも、要件定義、設計、構築などの開発スキルを持っておけば、運用を行う際に役立つこともあります。
また、データベースの開発は、あくまでシステムを開発する上での一工程に過ぎないため、システム自体の開発知識をつけておくことも必要です。
システムの知識があることで、システム要件にあったデータベースの選定・構築ができるようになります。
ビジネスよりのスキルやPMの経験
3つ目はビジネスよりのスキルやPMの経験です。
Oracle DBAとして案件単価を上げる方法の一つに、マネジメントの立場に立つ方法があります。
そのためには、コミュニケーション力・論理的思考力・推進力など、ビジネスよりの能力を幅広く身につける必要があります。
それらの能力を持っていると、より企業からは重宝される存在になれるでしょう。
フリーランスのOracle DBAになるメリット
フリーランスのOracle DBAになるメリットは以下のとおりです。
- クライアント企業の重要な仕事に携わることができる
- 案件単価が高く会社員よりも高収入を望める
- 柔軟な働き方ができる案件が豊富にある
- 資格取得で案件が獲得しやすい
- 業務範囲が広く様々なテクノロジーに触れられる
企業が保持しているデータは、扱い方によっては企業の今後が変わるほど重要な要素であり、DBAはその重要なデータを扱う仕事に携われます。
そのため、エンジニアの中でも案件単価が高く、フリーランスになった場合は高収入を望めるでしょう。
案件の特徴としては一部リモート案件が豊富にあり、資格を持っていることで、案件が獲得しやすい環境が整っています。
また、データベースエンジニアは常に最新のテクノロジーに対応する必要があります。
データベース製品のみならず、サーバーやネットワーク、セキュリティなどの新しい技術変化を間近で体験できるのは魅力の一つです。
フリーランスのOracle DBAになるデメリット
フリーランスのOracle DBAになるデメリットは以下のとおりです。
- 実践による深い業務理解が必要
- 企業データを守るプレッシャーで仕事のストレスが大きい
- 設計の緻密さが求められるため神経を使う
- 環境の変化が激しいためアンテナを常に張る必要がある
DBAはエンジニアは開発を行う際に、ただ手を動かすだけでなく、企業の業務プロセスや目的を鑑みながら、「データ量の割り出し」「データ抽出の利用タイミング」「どうデータを使うか」などを考える必要があります。
しかし、これらは座学だけでなく、実際に経験として学んでいかなければ精度を上げられないのが大変な点です。
また、DBAは緻密なデータを扱うため、業務自体に神経を使うことや重要な企業データを守るプレッシャーで、仕事のストレスを感じやすいデメリットもあります。
加えて、テクノロジーが常に進化を続けている領域のため、新たな技術や業界動向の変化に常にアンテナを張っている必要があります。
フリーランスのOracle DBAが持っていると有利な資格
Oracle DBAになるために取ると良い資格は以下のとおりです。
- データベーススペシャリスト試験
- Oracle Master
「Oracle Master」
Oracle社が実施しているOracle Databaseの資格です。
全世界的に認められている資格であり、この資格を所持していることで、Oracleを扱える証明となります。
レベルは「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の4つに分かれています。
「データベーススペシャリスト試験」
IPA(情報処理推進機構)が実施している試験です。
毎年合格率は10%台と、情報処理技術者試験の中で最も高い難易度を誇ります。
Oracle Masterと比較すると、Platinum相当の難易度となっています。
まとめ:Oracle DBAは今後も需要が拡大する将来性のある職種
フリーランスOracle DBAが知るべきの情報まとめ
- 業務は主に「エンジニア業務」と「プロジェクトマネジメント業務」に分けられる
- 案件単価は20~170万円で平均単価は62.2万円
- データベースの需要拡大に合わせてDBAの需要も高まる
会社員としてDBAの経験を積んでおり、今後はフリーランスでOracle DBAになりたい方は多いのではないでしょうか。
DBA自体はデータベースの需要拡大に合わせて、市場には案件が増加していくでしょう。
「脱Oracle」という言葉が流行りはしたものの、以前業界トップシェアを誇るOracle DBAの需要も健在です。
また、フリーランスのOracle DBAは、エージェントやマッチングサービスを活用して案件を獲得しやすい環境が整っているうえ、エンジニア業界の中では比較的高単価の案件を獲得できます。
気になっている方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
以上、フリーランスのOracle DBAについての情報まとめでした。
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