フリーコンサルタントが案件を獲得するには大きく4つの方法があります。
- リファラル(知人からの紹介)を受ける
- 案件紹介サービスを活用する
- 求人サイトで案件を探す
- 直接企業に営業を掛ける
企業に直接営業をかけたり、リファラルで案件の紹介を受けたりするのも重要ですが、営業時間を最小限に抑え、稼働時間を増やすためにはマッチングサービスやエージェントなど案件紹介サービスを活用することがおすすめです。
本記事ではフリーコンサルタントへ向けて、4つの案件の探し方(獲得方法)とおすすめの案件紹介サービスを紹介します。
フリーになったばかりで仕事探しに困っている方、また高単価の案件を獲得したいと考えている方は是非参考にしてください。
\案件獲得までのカンタン3STEP/
リファラル(知人からの紹介)を受ける
1つ目はリファラルです。
リファラルは「紹介」の意味を持ちます。
リファラル採用とは、企業の社員が、所属している企業に自身の知人を紹介して採用につながることです。
フリーランスの場合はコンサルファーム関係者や元クライアントである知人から自身を紹介してもらいます。
メリット
企業視点でみると、信頼している人からの紹介であれば、その知人もある程度は信頼に値するため、人材採用のリスクやコストを減らせます。
案件を紹介してもらうフリーランス視点でみると、エージェントやマッチングサイトを通さないため、報酬から仲介手数料が引かれないことがメリットです。
デメリット
企業に属していたときの元クライアントと契約を結ぶ場合は、もともと所属していたファームとの契約違反やマナー違反にならないかを注意する必要があります。
また、相手が大企業の場合は、機密情報リークや莫大な損害賠償のリスクを個人に負わせることが実質難しいため、フリーランス個人との契約には繋がらないケースが多いです。
案件紹介サービスを活用する
2つ目は案件紹介サービスを活用するです。
大きく「マッチングサービス」と「エージェント」に分けられます。
マッチングサービスは、「案件を探すフリーランス」と「人材を探す企業」をマッチングさせるサービスです。
稼働率が低い案件や稼働期間が3ヶ月以内のスポット案件が豊富にあります。
エージェントは、マッチングサービスと同じように、フリーランスと企業をマッチングさせるサービスです。
マッチングサービスとの違いは、マッチングサービスは案件をマッチさせるまでが役割ですが、エージェントは案件のマッチ後のフォローやアドバイスまで行います。
フリーコンサルタントの代表的な案件紹介サービスには「フリーランスGo」や「フリーコンサルタント.jp」、「ハイパフォーマーコンサルタント」などがあります。
メリット
スポット案件が多いことから、稼働率を調整しやすく、手軽に案件に参画できます。
そのため、副業として案件獲得をしたい場合におすすめできます。
フリーランスの信頼度は低く見積もられがちですが、すでにクライアント企業との信頼関係を構築しているエージェントが責任を持って紹介するため、企業からの信頼を得やすいです。
また、フリーランスの稼働が途切れないように、継続的な案件紹介をしてもらえます。
デメリット
スポットで手軽に参画できるがゆえに、自身のやりたいことや強みなどをしっかりと理解された状態での採用がされにくいため、単純な業務委託のような形になりやすいです。
加えて、案件マッチ後のフォローがないため、契約内容と仕事内容の相違やミスコミュニケーションといったトラブルが起こった際に、個人で対応する必要があります。
フリーランスとクライアント企業の間にエージェントが入るため、仲介手数料が取られます。
また、エージェントの担当スタッフによってフォローや相談の質が異なる場合があるため、注意が必要です。
求人サイトで案件を探す
3つ目は求人サイトの活用です。
求人サイトは、運営企業が取り扱っている案件を掲載しているサイトであり、自身で好きな案件を選んで応募することが可能です。
求人サイトは同時にエージェントサービスも提供していることが多いため、並行して活用することもおすすめできます。
代表的なサービスには「フリーランススタート」や「indeed」、「求人ボックス」などがあります。
メリット
求人サイトを運営している企業は大手人材企業が多いです。
そのため、信頼できるクライアント企業の案件に参画できます。
また、細かい条件検索から希望の案件を探せます。
デメリット
業務委託の案件よりも転職したい人向けの求人がメインで扱われることが多いです。
そのため、フリーランスにとって希望の働き方ができる案件が少ない可能性があります。
直接企業に営業をかける
4つ目は個人で営業をかけることです。
個人営業は、元クライアント企業や課題がありそうな企業に営業をかけて案件を獲得する方法です。
初めはメール・電話・SNSのダイレクトメッセージなどで地道に営業活動をする必要があります。
メリット
仲介業者が入らず、仲介手数料が取られないため、その分報酬が高くなります。
また、案件獲得を進める中で営業力を鍛えられることもメリットの一つです。
デメリット
フリーランスは企業からの信頼度が低いため、個人の営業で案件を獲得する難易度は非常に高いです。
特にコンサルタントは、企業の上流に入り込むことが多いため、機密情報流出や大きな金額が動くことのリスクを鑑みると、個人を直接採用する可能性は低い傾向にあります。
\案件獲得までのカンタン3STEP/
フリーコンサルタントの案件を獲得する際、抑えておきたいポイント
ここまでフリーコンサルタントの案件を獲得する方法を紹介しました。、この章ではフリーコンサルタントが案件獲得に努める上で抑えておきたいポイントを4つ紹介します。
- ポートフォリオを充実させる
- 誠実さを意識する
- クライアントの期待値以上の成果を残す
- 能力に合った報酬を設定する
ポートフォリオを充実させる
1つ目はポートフォリオを充実させることです。
職務経歴書などのポートフォリオが充実していると、その人の経歴や特徴が分かるのでクライアントから信頼感を抱かれやすくなります。
また、自身のスキルやノウハウを棚卸しする機会にもなるため、定期的に更新しましょう。
例えば以下のような内容を盛り込むことをおすすめします。
- 職歴
- スキルセット
- 使用可能ツール
- 保有資格
- 自己PR(強み、具体的なエピソード、将来のビジョンなど)
誠実さを意識する
2つ目は誠実さを意識するです。
基礎的なことですが、「決められた期日を守る」「返信をなるべく早く返す」「丁寧なコミュニケーションを心がける」などです。
フリーコンサルタントはエージェントやクライアントなど関係者が多いです。
実績やノウハウがあっても、対応に誠実さが見受けられない場合、新規案件の獲得やプロジェクトの継続につながらない可能性が高いです。そのため、クライアントに「継続してプロジェクトに入って欲しい」、エージェントに「この人には優先的に案件を紹介したい」と思ってもらえるよう、誠実さが感じられる行動を心がけましょう。
クライアントの期待値以上の成果を残す
3つ目はクライアントの期待値以上の成果を残すことです。
クライアントは仕事を依頼するにあたって、フリーコンサルタントに何かしらの期待を持っています。
打ち合わせを通して、クライアントが抱えている課題点や実現したいことをヒアリングすることが大切です。
クライアントの期待値以上の成果を残すことで、継続案件に繋がったり、エージェントからより報酬の高い案件を紹介してもらえたりする可能性があります。
もし、クライアントの期待値が高く、叶えることが難しい場合、期待値調整としてクライアントとどこまで目指すのかゴール設定をしたり、自分で伝えることが難しい場合はエージェントに伝えてもらったりしましょう。
能力に合った報酬を設定する
4つ目は能力に合った報酬設定を行うことです。
報酬設定は非常に重要です。案件獲得を第一優先に考えて、自分の能力に見合っていない報酬の仕事を受けてしまう話はよく耳にします。
報酬設定が業務内容に合わないと、モチベーションが続かず、仕事のパフォーマンスが低下する恐れがあります。
そのため、自分のためでもありますが、クライアントのためにも出来る限り自身の能力に見合った報酬を受け取るようコミュニケーションを徹底しましょう。
おすすめの案件紹介サービス
ここまで、フリーコンサルタントの案件獲得する際に意識することを紹介しました。
最後におすすめの案件紹介サービスを紹介します。
フリーコンサルタントに案件を紹介するサービスを数多くあります。その中で意識する点は「口コミ・評判」と「抱えている案件内容」です。
案件紹介サービスの口コミ
案件獲得に成功するため、口コミ・評判の良いサービスを利用することが重要です。newbizでは様々な案件紹介サービスの口コミ・評判をまとめています。
ぜひ、サービス選定の参考にしてください。
それぞれのサービス名をクリックすると、newbizが作成したサービス口コミ・評判の記事に遷移します。
フリーランスGoのみはサービスページに遷移します。
- フリーランスGo
- ハイタレント
- ハイパフォーマーコンサルタント
- コンサルタントジョブ
- プロジェクトベース
- コンサルポータル
- Strategy Consultant Bank(SCB)
- フリーコンサルタントjp
- フリーコンサルbiz
- PMO NAVI(PMOナビ)
- デジタル人材バンク
- 案件サーチ
各案件紹介サービスが抱えている案件の比較
案件紹介サービスによって、抱えている案件の内容や報酬の相場が異なります。そのため、「獲得したい案件がITコンサル系か、それとも戦略系か」や「求めている報酬がどれくらいか」で活用するサービスを決めましょう。
newbizでは以下のように、各案件紹介サービスを表と四象限で整理しましたので、ぜひ活用するサービスの選定でご活用ください。
サービス名 | 案件の特徴 | 案件の報酬相場 |
---|---|---|
ハイタレント | 戦略コンサル出身者や 外資系投資銀行出身者向けの案件 | 200万円程度 |
フリーコンサルタント.jp | 戦略系案件が多い | 100万円〜 |
ハイパフォーマコンサルタント | 直請けの戦略系案件が多い | 120万円〜140万円 |
コンサルタントジョブ | 大手上場企業のIT・PMO案件が多い | 120万円〜 |
フリーコンサルbiz | 直請けのPMO・IT上流 ERP・SI案件が多い | 100万円〜200万円 |
デジタル人材バンク | エンジニア、デザイナー、コンサルタント | 120万円〜140万円 |
プロジェクトベース | システム導入のPMO案件を中心 | 100万円〜150万円 |
案件サーチ | 人事系ERP案件中心 | 100万円〜120万円 |
プロフェッショナルオンデマンド | 戦略・IT関連の経営課題を中心に、様々なプロジェクト | 100万円〜150万円 |
ストラテジーコンサルタント | 戦略・業務系案件が多い (事業戦略の立案・業務プロセス改善) | 100万円〜 |
コンサルポータル | 直受けのPMO・IT上流 ERP・SI案件が多い | 100万円〜150万円 |
各サービス四象限にまとめるとこちらです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
本記事ではフリーコンサルタントの案件獲得方法を紹介しました。
主な案件獲得方法はこちらです。
- リファラル(知人からの紹介)を受ける
- 案件紹介サービスを活用する
- 求人サイトで案件を探す
- 直接企業に営業を掛ける
それぞれのメリット・デメリットがあるので、「いつまでに案件を探したいか」や「報酬額」、「案件内容」などを加味して、自身にあった案件の探し方を見つけましょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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しかし、
「関係が深いエージェントからの紹介だから」
「案件を受注するまで手間が掛かるから」
という理由で、きちんと情報収集を行わずに 案件を決めてしまっているフリーコンサルタントの方が多くいます。
結果、気づかないうちに、高待遇の案件を逃してしまっているケースも多々あります。
そのようなことを避けるため、私はフリーコンサルタント案件の検索サイトの活用をおすすめしています。
検索サイトは、
①簡単に複数の案件を検索できる
②エージェントとのコミュニケーションを一括でできる
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